2017年12月25日月曜日

筆記試験論文添削 中期コースの募集を新たに開始

平成29年もいよいよ残りわずかとなりました。
口頭試験のほうもわたしが関わった受験生の皆さんは総監を除いて無事に終了しました。
送っていただいた口頭試験の再現記録を拝見すると、わたしと同じ疑問からくる質問もあれば全然違う視点での質問もあり、やはりホンモノの試験官の発したナマの情報はとっても勉強になりますね。
来年度の試験(受験票作成や口頭試験)のアドバイスに活用させていただきます。
余談になりますが、環境部門は建設部門とは違ってちょっと独特で面白いですね(特に自然環境保全や環境影響評価)。

現在、来年度試験に向けた講座を開講しておりますが、筆記試験のための論文添削を行う講座の中期コースの募集を新たに開始いたします。

わたしの講師としての活動は、平成22年度試験に合格した翌年からSUKIYAKI塾の添削講座に参加するかたちでスタートしました。

SUKIYAKI塾のほか、身近な知り合いを含めると、これまでの7年間でのべ100名ほどのかたたちに指導アドバイスしたことになります。そしてその一助となったかどうか、平成28年度試験までの6年間で35名のかたが合格されました。

また、平成27年度からは総監の指導アドバイスも開始したところ、初年度にもかかわらず6名ものかたから吉報をいただくことができました。わたしはあくまで触媒にすぎませんが、『総監合格』にいくらかでも貢献できたであろうことに我ながら驚いています。

SUKIYAKI塾の活動と平行して綴り始めたこのブログですが、平成26年ごろからブログを訪問してくださるひとが増え始め、それに比例するように添削指導の依頼をあちらこちらから受けるようになりました。そこで平成28年から独自の添削講座を開講して受験に真剣に取り組む方のサポートを始めました。

軌道に乗った平成29年度は多くの受講生の皆さんとメールによる濃密なやりとりができました。受講生に恵まれたことが大きいと感じていますが、受講生の皆さんの理解の度合や伸び具合がそれはとても良い感触でした。

受講者さんから試験本番の感想を頂きました。
●テーマにも恵まれたので、本日の出来は十分とは言いがたいものの、それなりに書けたように思います。結果は出てみないとなんとも言えませんが、ちゃんと戦えたとおもえるのは、2月からの指導のお陰です。ありがとうございました。

●そんなに難しくなかったですねー(笑)と言いたいところですが、やはり焦りもあって、思い返すと、不十分な点も幾つかあったり。とりあえず、必須は大丈夫そうでした。良い報告ができればと思います。

などの声をいただきました。
文面から予想外の出題ではなかったことが伺えますよね。
実際、わたしも問題文を見て、今年も順当だなぁと思いました。

【10/31の合格発表後にいただいた受講生さんからのメール】
●この度、無事に筆記試験に【合格】することができましたので、ご報告いたします。ひとえに、ご指導とアドバイス、ブログに記載しておられた着眼点のおかげであったと思います。大変感謝しております。

●結果は、合格でした。
これから口頭試験に向かって頑張ります。
添削をありがとうございました。

●結果は択一が28点、記述がオールAでした‼︎
試験終了後はダメだったと感じ、またⅡ-1の1つの問題は焦って書き殴ったため、当日に再現しようと思っても何書いたか覚えてないような状況だったのに、本当に信じられません。
これもすごろく様の添削のおかげだったと思っております。本当に分かりやすいご指導で過去二回の受験の時と比べて、試験を受ける時の気持ちが全然違いました。きっとその成果が今回出たのだと思います。
口述試験まで全然時間が無く、少々焦っておりますが、残りの期間を全力で勉強し、春にまた良い報告をしたいと思います。
試験はまだ終わってませんが、本当にありがとうごさいました。

●お陰様で筆記試験に合格することができました。
これもご指導のお陰と感謝しております。ありがとうございました。
口頭試験も気を抜かず、必ず合格するよう努力します。
本当にありがとうございました。

●ご報告が遅くなりましたが、総監の筆記試験に合格できました。
添削等頂き、ありがとうございました。

来年度試験から試験手続や方法が変更されるようなことが取りざたされていましたが、来年度はまだ現行の試験方法で実施することが確定しました。
試験方法が変わらない以上、過去問にしっかり取り組めばなんとかなる率が高いです。
そしてそれはスタートが早ければ早いほど有利だと思います。

そのようなわけで平成30年度試験に向けての添削講座を開講したところですが、筆記試験添削コースの中期コースの募集を新たに開始いたします。
これまでの指導経験を注力しますのでお任せください。

引き続き筆記試験再現論文に対するコメント評価も行います。H29年度の試験答案について第3者の視点を欲しているかたはぜひどうぞ。


本サービス(添削指導アドバイス)はSUKIYAKI塾とは異なり有料でお受けします。
対象とする技術部門科目は以下の2つです。

●建設部門建設環境
わたしの専門はどちらかというと自然環境に関する分野ですので生活環境の保全に関する現場感覚はやや劣るかもしれません。しかしながらこれまで添削するうえで支障はありませんでした。
また、他の部門科目(例えば環境部門など)についてはご希望であればお引き受けしますが、専門技術に関する指導はできませんので論理構成や文章に関する指導アドバイスとなります。
なお、これまで建設環境以外には、環境部門の環境保全計画、自然環境保全、環境影響評価のかたを指導しています。

●総合技術監理部門
総監については科目を問いません。ただし建設-建設環境以外の科目の場合には専門技術を踏まえた管理については言及できないこともあります。
なお、これまで建設環境以外には、施工計画・施工設備及び積算、道路、都市及び地方計画、河川砂防・海岸海洋、土質及び基礎、上水道及び工業用水道、農業土木、環境保全計画、自然環境保全のかたを指導しています。
ご希望のかたには、平成29年2月23日で頒布が終了した「技術士制度における総合技術監理の技術体系(第2版)」(いわゆる青本)のテキストデータを差し上げます。
なお一部内容を改定された法律等に合わせて書き換えています(最新のものとは限りません)。

現在は下記のコースを募集しております。
※併願・重願の場合はそれぞれの部門科目単位で受け付けます。

①平成29年度筆記試験の再現論文に対するコメント評価
内容:再現論文のコメント評価を行います。建設環境は選択科目Ⅱ-1×2つ、Ⅱ-2、Ⅲの合計4つ、総監は記述論文(必須科目Ⅰ-2)です。
不合格要因を推定することもできます。
原稿に赤を入れるのではなく、メールでコメントをお返しする方式です。
返信回数:各設問に対し、1回のコメントとそのコメントを受けての再質問・返信を1回の計2回
料金:3,000円

【平成30年度試験対策】
②出願書類作成コース
期間:受付完了時から平成30年度試験の申込期限日の7日前(平成30年4月18日(水))まで書類を受け付けます。
内容:受験申込書の記載内容と業務経歴票(5行の業務経歴と「業務内容の詳細」)についての添削指導を行います。平成30年度の様式が正式発表されるまでは平成29年度様式で添削指導を行い、平成30年度様式が発表され次第、あらためて添削指導いたします。
うまく作成できないかたには業務経歴のたな卸しと詳細業務の骨子の作成アドバイスからスタートします。
添削回数:期間内は回数無制限です。ただしわたしがOKと判断したらそこで終了とすることもあります。
料金:15,000円

④筆記試験論文添削 中期コース
期間:平成29年12月25日から受付を開始します。受付完了時から平成30年度筆記試験日の7日前(建設環境は平成30年7月9日(月)、総監は平成30年7月8日(日)、)まで論文を受け付けます。
内容:建設環境については選択科目ⅡとⅢを、総監については記述論文(必須科目Ⅰ-2)の添削指導を行います。基本的に過去問題に対する回答論文の添削です。原稿に赤を入れるのではなく、メールでコメントをお返しする方式です。
論文の仕上がり具合に自信がないかた、文章作成が苦手なかた、論理的思考が苦手なかた、専門技術分野が偏っているかた、それぞれに応じた指導をいたします。
添削回数:期間内は回数無制限です。ただし複数の論文を同時並行では添削しません。わたしが次の問題に移ってOKと判断してから別の設問に取り組んでください。
料金:20,000円

【注意事項】
●本サービスは、Gmailを使用して行いますので、Gmailの送受信が可能な環境であることが必須条件です
●本サービスに使用するファイル形式はPDFもしくはMS Wordファイルのみです。これ以外のファイルは原則として対応できません
●添削指導の対象である経歴票や論文等はメールに添付してお送りいただきます
●メール受信後、添削コメント等を返信するまでに最大4日間の日数をいただきます
●総監については科目を問いませんが建設-建設環境以外の科目の場合には専門技術を踏まえた管理については言及できないこともあります
●領収書は発行いたしません
●振込手数料はご負担ください

本サービス(添削指導アドバイス)をご希望されるかたは上記の内容を確認いただいたうえで下記のフォームにてお申込みください。お申込みの時点で上記の注意事項に同意いただいたものとします。

フォームを受信後、遅くとも翌日中には振込先の銀行口座をご案内するメールをGmailで返信いたします。

※3日以上経過しても返信がない場合はGmailとのやりとりが不可能な環境と思われます。その際はお手数ですがご自身で設定等を調整したうえで再度ご応募ください。

★お申込みはこちらからお願いします
お申込みフォーム

2017年12月14日木曜日

技術士1次試験の合格発表

本日、技術士第1次試験の合格発表がありました。
合格された皆さん、おめでとうございます。

官報(本日より30日間閲覧可)で実名をチェックしてみたら、9月にAPECさんをお招きして開催した一次試験対策セミナーの受講生のお名前がそこここにありますね。

受験資格のあるひとはぜひ来年7月16日(月・祝)に行われる2次試験(筆記試験)にチャレンジしてください!
7か月ありますのでしっかり準備できさえすれば合格できます、本当です。
まずは来年度試験の内容を確認し、さらには平成25年度以降の過去問をチェック、そのあと経歴票を作成する準備に取り掛かかるのがいいと思います。
平成30年度 技術士第二次試験の実施について

身近な知り合いのかたで、1次試験の合格から7か月後の筆記試験に合格し、1次試験の合格からちょうど1年後に口頭試験を受け、翌3月に見事合格、晴れて技術士となったかたがいます。
1次試験合格からちょうど1年後に2次試験の、それも最終試験である口頭試験を迎えることになるとはご本人は思いもよらなかったかもしれませんが、要領よくコツコツと取り組んでいたらそういうこともあるんですよね。
決して珍しい事例ではないと思いますよ。

このブログは主に2次試験受験者向けに発信しています。
よかったら参考にしていただいて試験に取り組んでいただけたら幸いです。

わたしの個人事業として2次試験対策講座を開講しています。
H30年4月末に締め切られる受験申込書類の作成を指導する「②出願書類作成コース」をはじめ、筆記試験対策としてご好評いただいている「③筆記試験論文添削 長期コース(7~11カ月)」もあります。
年末(年始)頃から「④筆記試験論文添削 中期コース(3~6カ月)」の募集を開始する予定でいます。よかったらチェックしてください。
添削講座のご案内

次は二次試験ですよ!
【石西礁湖】

2017年12月7日木曜日

平成30年度の技術士試験

去った日曜日はSUKIYAKI塾東京主催の模擬面接に講師として参加してきました。
模擬面接会場は、区役所の並び、と言えば聞こえはいいのですが、新宿歌舞伎町ですから、もう周りは凄いことになっています。田舎から上京した身には目のやり場に困りますし、平然と歩いているひとはもうどうかしちゃってますよ(笑)
落語の世界そのままに、東京のひとは人間の業を肯定しているんでしょうね。

模擬面接自体はすごく充実した内容でとても勉強になりました。さすが東京。
そのあとはS塾東京の皆さんといくら飲んでも酔わないビールで懇親会。2時間飲み放題だったのですがホントに酔わなかったです。なんでかな。

面接した受講生(環境部門)のかたからは「いつもブログをみています」なんて嬉しいことを言ってもらえるし、終わった後は講師のかたからも「ブログとても充実されていますね」という言葉をいただきました。いやぁ~ありがたくも照れくさいですね。

今回の東京滞在では、わたしの講座の受講生とも食事をする機会がありました。
ふだんはメールだけのやり取りなのですが、こうやって直接お会いしてみるのもいいものですね。経歴のことや筆記試験のこと、そのほかお互いの仕事のことなどたくさんお話できました。といっても、わたしのほうがたくさんお酒を飲んじゃったので、後半はわたしばっかり喋ってしまったかもしれません。。。。少し反省。

そんなことをしている合間に、口頭試験受験生から続々と「無事に終わりました」の知らせが届いています。お疲れさまでした。3月が楽しみですね。

総監のひとは気を抜くことなく頑張っておられますでしょうか。
業務のほうがお忙しいと思いますので、年末年始休暇中にしっかりと試験用の頭と体に仕上げてください。
といっても今年は択一が高得点なために受かっちゃったひとが散見されます。心当たりのあるひとはいますぐ最優先に取り組んでください!
総監マインドに意識を変革させないといけないんですよ!

そして、つい先日に来年の試験についての発表が日本技術士会からありました。
今回は試験方法が変更されるかもしれない、と噂されていたため注目度が例年より高かったわけですが、事前の情報どおり、来年度はこれまでと同じ試験方法であることが確定しました。
毎年書いていることですが、口頭試験のデキを大きく左右する申込書類の締め切りまで4か月、合格率1~2割の筆記試験まではあと7か月(実質、半年みたいなもの)です。
次年度試験を受験するひとは気合を入れなおして早めにスタートしてください。
わたしも来年は久しぶりに受験しようかと考えています。
一緒に頑張りましょう!

模擬面接会場【ルノアール新宿区役所横店】

口頭試験会場【フォーラム8】

平成30年度 技術士第二次試験の実施について

1.受験資格
技術士補となる資格を有し、次のいずれかに該当する者
(1) 技術士補として技術士を補助したことがある者で、その補助した期間が通算して次に定める期間((2)の期間を算入することができる。)を超える者。
・総合技術監理部門を除く技術部門 4年
・総合技術監理部門 7年
(2) 科学技術(人文科学のみに係るものを除く。)に関する専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価(補助的業務を除く。)又はこれらに関する指導の業務を行う者(注1)の監督(注2)の下に当該業務に従事した者で、その従事した期間が技術士補となる資格を有した後、通算して次に定める期間((1)の期間を算入することができる。)を超える者。
・総合技術監理部門を除く技術部門 4年
・総合技術監理部門 7年
(注1)7年を超える業務経験を有し、かつ受験者を適切に監督することができる職務上の地位にある者。
(注2)受験者が技術士となるのに必要な技能を修習することができるよう、指導、助言その他適切な手段により行われるもの。
(3) 科学技術(人文科学のみに係るものを除く。)に関する専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価(補助的業務を除く。)又はこれらに関する指導の業務に従事した期間が通算して次に定める期間を超える者。
・総合技術監理部門を除く技術部門 7年
・総合技術監理部門 10年(既に総合技術監理部門以外の技術部門について技術士となる資格を有する者にあっては7年)
なお、(1)~(3)のいずれにおいても学校教育法による大学院修士課程(理科系統のものに限る。)若しくは専門職学位課程(理科系統のものに限る。)を修了し、又は博士課程(理科系統のものに限る。)に在学し、若しくは在学していた者にあっては、2年を限度として、当該期間からその在学した期間を減じた期間とする。
2.試験の方法
技術士第二次試験は、筆記試験及び口頭試験により行い、口頭試験は、筆記試験に合格した者について行う。
3.試験科目
(1) 試験は、21の技術部門について行う。
(2) 試験科目は、必須科目及び選択科目により行う。
(3) 既に総合技術監理部門を除くいずれかの技術部門の第二次試験に合格している者が、総合技術監理部門を既に合格している技術部門に対応する選択科目で受験する場合は、試験科目のうち選択科目を免除する。
4.試験の日時、試験地及び試験会場
(1) 筆記試験
期日
総合技術監理部門の必須科目
・平成30年7月15日(日)
総合技術監理部門を除く技術部門及び総合技術監理部門の選択科目
・平成30年7月16日(月・祝)
時間 午前9時から午後5時までの間であらかじめ受験者に通知する。
試験地及び試験会場
次のうち、受験者があらかじめ選択する試験地において行う。
北海道、宮城県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県及び沖縄県。
なお、試験会場については、6月中旬の官報に公告するとともに、あらかじめ受験者に通知する。
(2) 口頭試験
期日 平成30年11月から平成31年1月までのあらかじめ受験者に通知する日
時間 午前9時から午後5時までの間であらかじめ受験者に通知する。
試験地及び試験会場
東京都 試験会場は、あらかじめ受験者に通知する。
5.受験申込書等配布期間
平成30年4月2日(月)から4月25日(水)まで
6.受験申込受付期間
平成30年4月9日(月)から4月25日(水)まで(土曜日・日曜日を除く。)
受験申込書類は、公益社団法人日本技術士会宛てに、原則郵送(書留郵便(4月25日(水)までの消印のあるものは有効。))で提出すること。
7.受験申込書類
(1) 技術士第二次試験受験申込書(6ヵ月以内に撮った半身脱帽の縦4.5cm、横3.5cmの写真1枚を貼付)
(2) 業務経歴票(証明書)
(3) 上記1.(2)に掲げる要件に該当する者については、技術士法施行規則様式第2の2に定める監督者要件証明書及び第2の3に定める監督内容証明書を提出すること。
(4) 総合技術監理部門の選択科目の免除に該当する場合には、技術士第二次試験合格証の写し、技術士第二次試験合格証明書、技術士登録証の写し又は技術士登録証明書のうちいずれかを提出すること。
8.受験手数料
14,000円
9.試験の実施に関する事務を行う機関及び申込書類提出先
指定試験機関 公益社団法人 日本技術士会
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2丁目10番7号 新大宗ビル9階
電話番号 03-3461-8827
10.合格発表
筆記試験については、平成30年10月に合否を通知する。また、口頭試験については、平成31年3月に試験に合格した者の氏名を技術士第二次試験合格者として官報で公告するとともに、本人宛てに合格証を送付する。筆記試験及び口頭試験の合格発表後、受験者に成績を通知する。
11.正答の公表
筆記試験終了後、速やかに択一問題の正答を公表する。

添付資料