2017年5月28日日曜日

ブルーカーボン

久しぶりの投稿です。
研修旅行やら調査での出張やらが続き、昨日はSUKIYAKI塾の筆記試験対策セミナーがありまして、直前までその準備に追われていました。
今年も無事にセミナーを終えることができホッとしているところです。
APECさんの講義はこれまでと趣向が異なりパワーポイントによる講義だったのでとても新鮮でした。講義はこれまで幾度となく参加しているのですが、視点を変えたあらたな気づきを得ることができました。パクるわけなないですが、今後のわたしの指導アドバイスでは講義で吸収したものが自然と漏れ出てくるでしょう。

そして今回も「先輩技術士アドバイス」というコーナーで昨年度試験に合格したひと、それからSUKIYAKI塾北海道とSUKIYAKI塾東京からの助っ人講師のかたがたから受講生を前に語ってもらったわけですが、結果的に3つの大事なことを語り分けて頂いたかたちになりました。
1.継続することが大事 ~気分転換を上手に~
2.技術士の添削指導(縦のつながり)と受験生同士の情報交換(横のつながり)が大事
3.準備していなかったジャンルの出題でも、決して諦めないことが大事
これすなわち合格への近道、というよりも王道です。
試験まで残り50日を切りました。最後のラストスパート、皆さんも意識して取り組んでみてください。

今日取り上げるのはハフポストに投稿されていたブログです。
藻場やマングローブなどを活用したCO2削減の取り組みです。
平成25年度以降、筆記試験では海岸ネタの出題がありませんが、気候変動緩和策や適応策、それから防災減災といった大きいテーマでの出題はあります。今回の投稿記事の内容はおおいに活用できます。
過去に出題されたからもう出ない、あるいは海岸ネタは出題頻度が低いので後回しにする、というのはとてももったいないです。どんな出題でもアレンジ次第で活用範囲は広いと思います。
そのうえ記事の最後には、『学識経験者および関係団体等で構成される「ブルーカーボン研究会」が今年2月、国土交通省と水産庁の連携により設立された。』という気になる文章がありました。
国交省が注目しているわけですから、もしかしたらⅡ-1で「ブルーカーボンの概要と具体的な取り組みとその効果について書け」とかなんとか出題されるかもしれませんね。

地球温暖化、気候変動、緩和策、適応策、自然再生、生態系サービス、防災減災、低コストで持続可能な技術、コベネフィット、ブルーカーボン、グリーンカーボン、海面上昇への対策、パリ協定、海岸施設の維持管理、施設の長寿命化、コスト縮減、グリーンインフラ、グレーインフラ、Eco-DRR、自然再生事業、海草藻場の再生(修復や創出)、CO2削減効果、などキーワード満載です。

ブルーカーボン/地球温暖化の抑制に海の力を

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リュウキュウスガモと(ニラ)ウミジグサが混生する海草藻場【古宇利島】

2017年5月9日火曜日

多自然川づくり ~自然や景観に配慮した川づくりを振り返り、今後の展望を描く~

GW終わっちゃいましたね。
わたしのGWは筆記試験論文の添削をしつつ、月末の筆記試験対策セミナーの準備を進めたり、ベランダで栽培している野菜の手入れやらメダカ池の整備、夕方からはチーズを燻製したり七輪を引っ張り出して好きな野菜をゆっくり焼きながらビール片手に空に浮かぶ雲をぼーっと眺めていました(なかなか枯れてますね)。
子供が大きくなった(というか成人した)ので家族揃ってのレジャーというのはもうなくなりました(無理やり七輪に付き合ってもらいましたが)。

メダカが絶滅の恐れのある野生生物にリストされて幾久しいですが、うちで飼っているメダカは沖縄本島北部のとある農業用のため池にいたもので、外来種の駆除を目的としてため池の水をいっかい全部干したときに保護してきたもの(の一部)なんです。
それがどんどん増えちゃって、いまではガラス水槽やらスイレンの鉢やらでは収まりきらなくなっちゃってて、できることならそろそろ現地に戻しに行きたいなと思っているところです(そういうのってアリなのでしょうか)。
そもそももとのため池は無事に自然環境、生育環境が回復しているのかとても気になります。

なにを隠そうわたしは東京郊外の生まれでして、昭和50年代前半を小学生として過ごしておりましたから、近所の池や川でザリガニやクチボソ(モツゴ)、ときにフナなんかを捕まえてました。
それにしても自然環境の破壊が急激に進んだ昭和40~50年代、洗剤の質もそうだし、そもそも下水道整備がまだまだでしたので、住宅地近辺を流れる川はホントに臭くて汚かったです。
当時のわたしはまちなかの自然環境についてはもう完全に諦めきっていたのですが、それがどうですか、30~40年後のいまではドブ川だった近所の川が見事に生まれ変わっているじゃありませんか。実家に帰省して近所を散歩するたびに驚きます。あの泡ブクブクだった多摩川にもアユが戻ってきたっていうし、人間も捨てたものではないなと思っています。

前フリが長くなりました。
3か月ほど前にも取り上げましたが、再び表記の委員会が明日開催されるそうです。
河川法改正20年 ~自然や景観に配慮した川づくりを振り返り、今後の展望を描く~

節目の年ならではの出題があるかもしれません。
○多様な河川景観の保全・創出
○生物の生息・生育・繁殖環境
○河川環境の整備と保全
○河川景観の保全・創出
などについて、現状と課題、問題点(技術的課題)、解決策(技術的提案)をまとめておかれることをオススメします。

早川【新潟県糸魚川市】

河川法改正20年 多自然川づくり推進委員会(第4回)の開催
~自然や景観に配慮した川づくりを振り返り、今後の展望を描く~

平成29年5月8日
国土交通省は、「多自然川づくり」について、その取組の成果をレビューするとともに、今後の方向性を検討するに当たり、有識者より提言をいただくため、河川法改正20年 多自然川づくり推進委員会(第4回)を平成29年5月10日(水)に開催します。
平成9年の河川法改正により、「河川環境の整備と保全」が法の目的として明記されてから、平成29年6月4日で20年を迎えます。
 この節目を契機に、生物の生息・生育・繁殖環境と多様な河川景観の保全・創出のために「多自然川づくり」がどのように貢献してきたかの成果をレビューし、今後の方向性を検討するに当たり、有識者より提言をいただくため、河川法改正20年 多自然川づくり推進委員会(第4回)を下記のとおり開催します。


1.日 時 平成29年5月10日(水)15:00~17:00
2.場 所 中央合同庁舎第3号館1階 国土交通省水管理・国土保全局 A会議室
3.委 員 別紙のとおり
4.議 題 (1)提言(案)とりまとめ
       (2)その他
5.その他
 ・ 委員会は公開にて行います。
 ・ 傍聴を希望される方は、5月9日(火)16時までに、所属、氏名、連絡先及び来場する人数を電話又はFAXにより下記の登録連絡先までご登録ください。なお、当日は14時45分までにご来場ください。
 ・ 会議室の収容人数を超える場合は、先着順といたします。なお、1社(1団体)につき1名までとさせて頂きます。
 ・ カメラ撮りは、会議の冒頭のみ可能です。
 ・ 資料及び議事要旨は、後日、国土交通省HPにて掲載いたします。
 ・ これまでの委員会の資料及び議事要旨は、下記URLよりご覧ください。
   http://www.mlit.go.jp/river/shinngikai_blog/tashizen/index.html
<登録連絡先> 水管理・国土保全局 河川環境課 企画係 酒匂(さこう)
          直通:03-5253-8447 FAX:03-5253-1603

添付資料

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