2016年7月6日水曜日

人口減少や都市の縮退に対応した緑の基本計画

前回の投稿からずいぶんと日にちが経ってしまいました。
あれから沖縄県内離島を駆け巡りほとんど家を不在にしておりましてPCからもしばらく遠ざかった毎日を過ごしています。

試験まで2週間を切り、いよいよラストスパート、フルスロットル全開中でしょうか。
試験までの残り期間はこれまで積み上げたことを集大成すべく、主に択一の復習と記述論文の自筆による清書がオススメです。
論文を手書きする際は、ただやみくもに書くのではなく、写経のように模範回答文を魂込めて書き写すことも効果があります。
そしていきなり書き始めるのではなく、問題文を(もちろん最初の冒頭の部分から)しっかり読んでから始めてください。きっと気づきがあるはずです。その気づきはきっと合格に直結したものになると思います。
問題文冒頭に書かれている設問の意図すること(回答内容の方向性がこれで決まります)、問題文末行に示されている書くことが指定されていること、カッコの各問題で記述することが求められていること、を読み違えないだけで合格が近づきます。

最後までがんばってください!

今回取り上げたのは緑の基本計画の今後の重要な方向性となる緑地の扱いについてのものです。

第3章では都市緑化計画の新たな6つの視点が取り上げられています。
1.グリーンインフラストラクチャーの形成
2.環境負荷低減とQOL(生活の質)の向上
3.地域が抱える社会問題の解決
4.自然環境に基づく都市の再生
5.緑地由来生物資源の地域内循環
6.他分野との専門家との協働

どんなことが書いてあるのかすごく気になりますよね(まだ読んでないんです)。
建設環境の技術者として「コンパクトシティ」を取り上げる際には、うわべだけでないより専門的な内容を展開できると思います。

フクギ並木の防風林【沖縄県今帰仁村今泊】

「人口減少や都市の縮退に対応した緑の基本計画の方法論に関する研究報告書」を公表 
~地方公共団体による計画策定・改訂を支援~
 
○ 国総研では、平成 25 年度から平成 27 年度にかけて設置した「今後の緑の基本計画※のあ り方に関する研究会」における学識者との議論や、国内外の先進的な取組事例の収集・分 析等に基づき、これからの都市緑地計画についての新たな着眼点や、計画策定に有効と考えられる手法・技術を示した技術資料としてとりまとめ、公表しました。 

1. 少子高齢化による人口減少社会に突入した今日、都市経営は大きな転換期を迎えています。 都市緑地計画においても、“都市が拡大基調にある中で如何に緑地を確保するか”から“拡大を前提としない社会でも緑を通じたまちづくりによって人々の豊かな暮らしを如何に実現するか”へとその主眼を移行し、幅広い視点から計画内容を高め、都市形成に関与していくことが求められています。 

2. そこで、国総研では、平成 25 年度から平成 27 年度にかけて「今後の緑の基本計画のあり方 に関する研究会」を設置し、今後の緑の基本計画に求められる新たな役割や方向性について学識者と議論を行うとともに、国内外の先進的な取組事例の収集・分析を行うなど、“緑の基本計画の新たな展開を探るためのパイロット的な調査研究”を進めてきました。

3. 本書は、このような調査研究の成果として、これからの都市緑地計画についての新たな着眼点や、計画策定に有効と考えられる手法・技術を示した技術資料として、とりまとめ・公表したものであり、地方公共団体における緑の基本計画等の都市緑地計画の策定・改訂の際に活用いただくことを意図しています。本書は、どなたでも国総研のホームページからダウンロードできます。 

◆「人口減少や都市の縮退に対応した緑の基本計画の方法論に関する研究報告
書」を公表~地方公共団体による計画策定・改訂を支援~

http://www.nilim.go.jp/lab/bcg/kisya/journal/kisya20160630.pdf

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