2016年1月4日月曜日

戦略的インフラマネジメント

明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。

暦通りなので今日から仕事始めでした。
休みも短く、休み中も添削やらなにやらゴソゴソしていたので正月気分(を引きずる感じ)は例年よりは少ない気がします。

皆さんはいかがでしたでしょうか。
今年受験するひとは、そろそろ試験に向けた準備を始めたいところです。
具体的には、最終関門である口頭試験の行方を大きく左右する受験申込書に書くべき①経歴の整理と720文字程度で技術士に相応しいと業務であることを表現する②業務詳細の作成
そして口頭試験に駒を進めるには筆記試験合格をまずは勝ち取る必要があるわけで、その筆記試験対策としての③択一問題チェックと演習、筆記試験の本丸である④記述論文対策、の4つです。

このうち、択一対策以外の①と②の受験申込書作成と④の記述論文対策については、SUKIYAKI塾での添削活動だけでなく個人的にも添削事業を行っています。
SUKIYAKI塾のほうはおそらく4月以降のスタートになると思いますから、2016年が始まったばかりのこのタイミングでスタートを切りたいとお考えのかた、いまから4か月後の出願対策、その3か月後には筆記試験もあります、一緒に頑張りましょう!

詳しくは過去の記事をご覧ください。
添削指導アドバイスをはじめます

年が改まって最初の投稿が自分の講座の宣伝だけではアレですので、ちょっと前に発表されたものですがご案内し損ねていたネタがありますので今回は標題に掲げた戦略的インフラマネジメントについてとりあげます。

昨年の11月にリリースされたインフラ維持管理関連の事例集でして、自然環境再生・創出分野では浚渫土砂を活用した干潟造成というのがありました。
専門とする事項として「自然環境の保全及び創出」を自任するかたはぜひチェックしてみてください。
そのほかにも建設部門の技術者だったら見ておきたい社会インフラのワイズユースの取り組みがたくさん紹介されています。

ワイズユースのほか「集約・再編」についても触れられていますので、たとえば昨年の問題Ⅲ-1(コンパクトシティの実現に向けた環境への配慮の取組)のような設問に答える場合に力を発揮するはずです。
実際、この辺りの事例的なことを踏まえて答案を書くことができると白書のうわっつらをコピペしたものとは全然違う、試験官が求めているはずのより具体性のある(つまり実現性の高い)提案ができる技術者であることを証明できると思います。

もちろんこういった事例を幅広く知っているだけで(たとえ浅くとも)建設部門の技術者としての受け皿、さらなる知識・情報を吸収することができる受け皿を簡単に養うことができると思いますよ。

大保ダムのダム堤と魚道【沖縄県国頭郡大宜味村

国土交通省

戦略的インフラマネジメント-賢く使う・集約、再編-

 わが国の経済成長に向けて、既存のインフラを有効活用する「賢く使う」取組や、地域ニーズ等を踏まえつつ規模の適正化を図る「集約・再編」を進めながら、インフラのストック効果を最大化させていく必要があります。
 今回、これらの取組の事例をまとめましたので、ご紹介致します。ぜひご覧下さい。



賢く使う01 北海道
『工事で発生する「泥炭」を 農地等に有効活用!』
賢く使う02 青森県
『雪用施設を活用 濠をきれいに 観光支援』
賢く使う03 茨城県
『テナント撤退の駅前ビルに 老朽化市庁舎を移転』
賢く使う04 栃木県
『初期投資ゼロで小水力発電整備 維持コスト縮減へ』 
賢く使う05 東京都
『眠っていた上部空間を官民連携で活用!』
賢く使う06 東京都
『飛び方の工夫で 発着回数増 外国人を呼び込む』
賢く使う07 神奈川県
『埠頭間を埋め立て 国際競争力強化!』
賢く使う08 新潟県
『公園を災害時の活動拠点に!』
賢く使う09 富山県
『産業遺産の運河を観光資源に!』
賢く使う10 愛知県/山口県
『浚渫土砂を活用して 干潟造成』
賢く使う11 滋賀県
『気象台リニューアル まちに観光客呼び込む』
賢く使う12 大阪府
『集約で生まれた余剰地を活用!』
賢く使う13 大阪府
『水辺を開放 にぎわいと景観が向上』
賢く使う14 大阪府
『河川と下水をつないで ゲリラ豪雨の対策強化』
賢く使う15 兵庫県/岐阜県
『下水をバイオの力で エネルギー・食料に』
賢く使う16 山口県
『工場直送!鉄道車両を海外へ!』
賢く使う17 熊本県
『貨物岸壁を改良し、大型クルーズ船を受け入れ!』
賢く使う18 鹿児島県/高知県
『ダムの高度運用 容量活用で被害を抑える』
賢く使う19 鹿児島県
『輪中堤と土地利用規制で 安全安心を早期に確保』
賢く使う20 沖縄県
『ダムを結んで 20%供給量増 沖縄のくらし支える』
賢く使う21
『ストレスのない 賢い料金所』
賢く使う22
『渋滞と事故を減らす賢い料金』
賢く使う23
『ビッグデータで 交通の安全を確保!』
賢く使う24
『ETC2.0活用し 生産性の高い賢い物流管理』
賢く使う25
『民間に開放 光ファイバーを有効活用!』

集約・再編01 東京都
『庁舎の統合で利用者の利便性も向上』
集約・再編02 群馬県
『河川改修にあわせて橋梁を集約・再編』
集約・再編03 長野県
『都市機能を集約 コンパクト化』
集約・再編04 新潟県
『9から4に集約・再編 スケールメリット有効活用』
集約・再編05 徳島県
『12団地を3団地に 福祉施設を新たに併設 暮らし向上』
集約・再編06 福岡県
『公園をまとめてもっと使いやすく!』
集約・再編07 鹿児島県
『3つの樋管を1つに集約、機能も向上』

<参考>
くらしと経済を支えるインフラ -インフラのストック効果-

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