2013年8月8日木曜日

技術士第二次試験 選択科目Ⅲ-2の問題文【建設環境】

最後にⅢ-2の問題です。
こちらは水質モノでしたね。
閉鎖性水域の水質改善策についてはこれまでもたびたび出題されてきた、いってみれば建設環境の王道テーマです。
ここ数年の主役である低炭素モノなんかとても足元にも及ばない、建設環境1期生的なテーマです。
試験方法変更の初年度ということで、まずはこの大先輩テーマが選ばれたのかもしれませんね(コレを予想できていたら凄く気持ちよかっただろうな)。

Ⅲ-2 東京湾,伊勢湾,大阪湾等の閉鎖性海域の水質改善に向けて,各海域で再生行動計画が策定され,関係機関が流入負荷削減対策等に取り組んでいる。しかしながら,貧酸素水塊の発生が解消されず,生物の斃死を招く等の課題も残されている。このような状況を考慮して,建設環境の技術士として以下の問いに答えよ。
(1)閉鎖性海域の環境改善を図る上であなたが重要と考える目標について述べよ。
(2)上述した目標を達成するための対策を1つ挙げ,その対策の技術的課題を示せ。
(3)上記の課題を解決するための技術的提案を示すとともに,その提案を実現する際の問題点,トラブルについて述べよ

しかしアレですね、対象とする水域が「閉鎖性」というのならまだしも、
『海域に限定かよ、なかなか厳しいじゃないか』
と最初に問題文の前段部分を読み進めているときにはそんなことが頭をよぎっちゃいました。
皆さんはどうでしたか?
で、問題(1)を読んだところでやっと閉鎖性海域に注ぐ河川等の環境改善による(閉鎖性海域の水質改善)策でも全然ダイジョウブじゃないかということが判明し、ひとまず安堵。
とはいえ前段にあるように、再生行動計画による流入負荷削減の取組みについてはちょっとでも触れたほうが評価は高いんでしょうね。

真夏の静かな海と空【沖縄島大宜味村津波】

「課題解決問題」については、口頭試験でも使用されることが明記されています。
再現はしておいてください。
一字一句正確な再現でなくとも、骨子的な論理構成とキーワードがわかるようにはしておくべきです。
もちろん後につづくひとたちのためにも、なるべく実際に解答したとおりの論文が再現できると最高です。
そして、いまいち書けなかったという自覚のあるひとは、再現だけでなく、資料を駆使して模範解答を作成してください。これはできたら「専門知識及び応用能力」のほうも見直ししておいてください。
さらに欲を言えば、選択しなかったほうの問題についても上記同様の模範解答的なものを作成しておけばバッチリじゃないですかね。
↑コレ、ぜひオススメです。

それでは、ひとまずこれにていったん筆をおきます。
お疲れさまでした!

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