2012年7月8日日曜日

河川・海岸構造物の復旧における景観配慮の手引き

SUKIYAKI塾筆記試験対策講座もはじまりました。
わたしが担当しているひとの専門はみんな建設環境のなかの「河川系」のひとたちです。

しかしわたしはご存知の通り(?)沿岸系の人間なので、河川に関しては十分なアドバイスもできなく大変申し訳ない気持ちでおりました。
そんな矢先、さきほど知り合いの受験生からビッグな資料を紹介していただきました。
すでに皆さんご存知かもわかりませんが、試験も直前だし、ここであらためて強調しておきたいと思います。

連日の真夏日【那覇市】

 

「河川・海岸構造物の復旧における景観配慮の手引き」の策定について

平成23年11月11日
 東日本大震災では、河川・海岸構造物等に激甚な被害が発生しました。今後、これらの
施設の緊急的な復旧が短期間に行われることとなりますが、施設の復旧にあたっては地
域の景観に及ぼす影響に配慮することが重要となります。
 このため、国土交通省では「河川・海岸構造物の復旧における景観検討会」を開催して
きました。この検討会での議論を踏まえ、河川・海岸構造物の復旧における具体的な景観
配慮方法をとりまとめ、「河川・海岸構造物の復旧における景観配慮の手引き」を策定しま
した。
 東日本大震災により被害を受けた河川・海岸構造物の今後の復旧事業においては、同
手引きを参考に、景観の維持、向上が図られるものと期待しています。

■「河川・海岸構造物の復旧における景観配慮の手引き」および
「河川・海岸構造物の復旧における景観検討会」の議事要旨・配布資料は国土交通省
ホームページに掲載しています。
URL:http://www.mlit.go.jp/river/shinngikai_blog/hukkyuukeikan/index.html
添付資料
【記者発表】「河川・海岸構造物の復旧における景観配慮の手引き」の策定について(PDF ファイル79KB)PDF

河川に関しては、去年は「多自然川づくり」と王道ネタが出ました(一昨年は「中小河川」)。
そういうことから考えると、今年はちょっと変化球ネタでくるんじゃないかと思います。
ちょうどこの資料は、震災復旧に絡むはなしですし、景観配慮なんてのは建設環境の範疇でもあるし、発表された時期が去年の秋ですので、あらゆる状況から鑑みると、出題される条件が揃っているように思います。

本書では、今般の大震災からの施設復旧という、極めて緊急性の高い事業を想定しており、
事業を早期かつ着実に進めていく必要がある。復旧される堤防等の施設は、今後長期間に亘って供用され、地域の人々にとっては日常的に接する施設となる。
そのため、視覚的な景観のみならず、地域と海岸との関係や生態系等、広い意味での「景観」※にも十分に配慮し、地域の個性、魅力が将来に亘り持続することを担保できるものとする必要がある。
(5ページより引用)

なんて文章読んじゃうと、もう目をそらすことはできませんね、これは!
河川はもちろん、沿岸系のひとも要チェックの資料ですよ、これは。
ハッキリ言って、こっから出るんじゃないでしょうか?

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