2012年6月10日日曜日

筆記試験突破のカギその2 論理的考察力

ようやくわたしの試験勉強のほうもエンジンがかかり、PCに向かってアレコレする時間が増えました。
その余力を駆ってなのか、現実逃避なのかわかりませんが、ブログの更新頻度も上がってきたようです。
そういうわけで(?)今日は「筆記試験突破のカギ」シリーズ第2弾、論理的考察力について投稿します。

昨年、いろんなひとの論文を添削していて、いちばん多かったのが「論理的考察力」が欠けているものでした。
いくら豊富な知識、高度な技術力を示したとしても、論理的に破綻していてはまるっきりダメなのです。

新聞蝶とも呼ばれるオオゴマダラ【浦添市にて】

ではどうすればよいか?
論理的考察力を身につけるには、「骨子法」の習得がもっとも手っ取り早く、そして確実です。
骨子法は、箇条書き(できたら項目だけ)で「現状→課題→問題点→解決の方向性→具体策」を簡単な表にまとめるものです。

骨子法の最大の利点は
あれこれ考えながら書いていても、横道にそれない(それにくい)のです。
なぜかというと、論理的に破綻していないかを確認しやすいからです。

記述問題だからといって、長文が続く論文を書いてしまうと、あとで確認するにもいちいち全文読まないといけません。
これでは課題と解決策がかみ合っていない不合格論文の典型であるネジレ現象がおきていても気づきにくいです。
骨子法による表形式だと、文章をいちいち読まなくても論理の流れが確認できるわけです。

骨子法を会得すると、論理的考察力が身につくだけではありません
専門知識や応用能力をアピールするために必要なこと、あるいは足りない部分が具体的に見えてきます。あとはその欠けている部分を埋めるだけでいいのです。

骨子法の詳しい解説はSUKIYAKI塾HPにありますのでそちらを参考ください。

最初はなかなかうまく作れないと思いますが、過去の合格論文を解体して、骨子表にまとめることで構成を学ぶのが早道です。それに最適なのがコチラ
筆記試験合格答案実例集(APEC-semiオンライン販売)
平成23年度技術士第二次試験の筆記試験問題と、筆記試験に合格した受験生の皆さんからご提供いただいた再現答案論文・骨子・メモ等です。
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さらに、平成22年度版(一般109例、専門30例)、平成21年度版(一般23例、専門8例)もそれぞれ販売されています。気になる過去問があるかたはぜひどうぞ。

作った骨子は、必ず第三者、できたら技術士に見てもらいましょう。
最初はやっぱりどうしてもオカシな点があるものです。
それでも3回くらいやりとりすると、大抵のひとは「骨子法」のコツが身につきます。

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